成田山新勝寺の極彩色の間とは⁉気になる場所や歴史を解説!!
成田山新勝寺の極彩色の間が話題になっているのはご存じでしょうか。
でも、成田山新勝寺には極彩色の間という名前の部屋は無いんです。
では、成田山新勝寺の極彩色の間とは何なのか⁉そんな疑問に今回は焦点を当てて記事をまとめます。
極彩色の間のある成田山新勝寺とは
成田山新勝寺は、千葉県成田市に位置する歴史ある寺院で、その荘厳な佇まいと豊かな歴史が訪れる人々を魅了しています。
大本堂では、毎日、人々の願いを祈願して護摩焚きが行われます。
護摩とは、儀式中に燃やされる特別な木製の棒のことです。人々は、護摩木を奉納することで悟りを得られると信じています。
極彩色の間のある成田山新勝寺の歴史と背景
成田山 新勝寺の創建は、平安時代の940年に遡ります。
平将門の乱の鎮圧を祈願した空覚上人によって創建されました。
その後、朱雀天皇によって成田山新勝寺と名付けられました。
天皇は平将門の鎮圧を願って、弘法大師(空海)が彫った不動明王像を奉納しました。
この不動明王像を本尊とし、成田山新勝寺が建立されたのです。
新勝寺は、1000年以上の歴史を持ち、数々の戦乱や自然災害を乗り越えてきました。
その中で、成田山 新勝寺は多くの人々の信仰を集め、特に江戸時代以降は関東一円の庶民に広く崇敬されるようになりました。
極彩色の間のある新勝寺の主な見どころ
成田山 新勝寺は、その広大な境内に多くの見どころがあります。
以下に、主要なスポットをいくつか紹介します。
今回極彩色の間のポイントになってくる建物は「平和大塔」と「三重塔」です。
平和大塔(へいわのだいとう)は、高さ58メートルのこの塔には、2434年まで開けられないタイムカプセルが納められています。
タイムカプセルには、ヨハネ・パウロ2世教皇、ロナルド・レーガン大統領、エリザベス2世女王、中曽根康弘元首相など、世界各国の指導者からの平和のメッセージが含まれています。
平和の大塔は外側からは三層構造に見えますが、中は五層になっており、最上階の五階の金剛殿は5体の五智如来と大日如来が鎮座しています。
新勝寺の三重塔は、江戸時代に建立されたもので、その美しい造りは一見の価値があります。
特に紅葉の季節には、周囲の自然とのコントラストが見事で、多くのカメラマンが訪れるスポットです。
重要文化財に指定されています。
「平和大塔」と「三重塔」以外にも見どころとして、以下のおすすめ建造物があります。
大本堂
新勝寺の中心的な建物である大本堂は、威厳ある佇まいが特徴です。
この大本堂には、弘法大師が彫ったと言われる不動明王像が安置され、多くの参拝者が訪れます。
建物自体も素晴らしい建築美を誇り、その豪華絢爛な装飾が目を引きます。
光明堂
光明堂は、昭和初期に建てられた建物で、美しい天井画と繊細な彫刻が見どころです。
特に内部の天井には、日本画の巨匠による龍の絵が描かれており、その迫力に圧倒されます。
成田山 新勝寺は、歴史と文化が詰まった場所であり、訪れる人々に深い感動を与えます。
その壮大な歴史を感じながら、主要な見どころを巡る旅は、きっと忘れられない思い出となるでしょう。
成田山新勝寺の極彩色の間とは
ここで皆さんに真実をお伝えします。
成田山新勝寺には「極彩色の間」という名前の部屋は、ありません。
しかし、極彩色に施された建物や建築様式が多く残されており、そこを見た人たちが「極彩色の間」と呼んだのが始まりのようです。
では、極彩色に彩られた建物をご紹介します。
そもそも極彩色の間とは何か
極彩色とは、その名前が示す通り、華やかで色鮮やかな装飾が施された特別な場所です。
この場所は、訪れる人々に壮麗な芸術と文化を感じさせる空間として知られています。
「極彩色の間」は、部屋全体が極彩色(きょくさいしき)で装飾されていることに由来します。
極彩色とは、非常に鮮やかな色彩を指し、この場所ではその名の通り、鮮やかな赤、青、金などの色がふんだんに使われています。
特に仏教美術において、極彩色は仏の世界を表現するために用いられることが多く、これらの場所もその伝統に基づいて設計されています。
建築の特徴
極彩色の建築美とそのデザイン
極彩色は、豪華な色彩だけでなく、その精緻なデザインと工芸技術でも注目されています。
部屋の壁や天井には、美しい絵画や彫刻が施されており、そのすべてが手作業で丁寧に作り上げられています。
特に天井の装飾は圧巻で、繊細な龍の彫刻や、色とりどりの花々が描かれています。
また、柱や梁には金箔が貼られており、その輝きがその場を照らし出します。
このように、極彩色の間は単なる装飾ではなく、日本の伝統工芸の粋を集めた芸術作品とも言えるでしょう。
事実、成田山 新勝寺は多くの人々の信仰を集める場所となり、特に江戸庶民の間でその人気が高まりました。
そのため、より多くの人々に仏教の教えを伝えるため、そして信仰の中心地としての地位を確立するために、極彩色を取り入れた場所が建立されました。
成田山新勝寺の極彩色に彩られた建物
成田山新勝寺の極彩色に彩られた建物は2つあります。
三重塔
三重塔の最大の特徴は、その極彩色の装飾です。
極彩色とは、非常に鮮やかな色彩を指し、この塔では赤、青、緑、金などの色がふんだんに使われています。
これらの色が見事に調和し、塔全体を輝かせています。
特に、各層の軒下に施された彩色は細部まで丁寧に描かれ、その美しさに目を奪われます。
三重塔には、色彩だけでなく、精緻な彫刻や絵画も施されています。
龍や鳳凰、仏教のシンボルなどが彫刻され、その一つ一つが職人の高度な技術を示しています。
また、塔の内部には美しい仏教画が描かれており、その絵画も極彩色で彩られています。
これらの彫刻や絵画は、塔の装飾としてだけでなく、訪れる人々に仏教の教えを伝える役割も果たしています。
平和大塔
平和大塔の内部に足を踏み入れると、目を引くのが美しいステンドグラス天井です。
この天井は、色とりどりのガラスが巧みに組み合わされ、陽の光が差し込むと幻想的な光の模様が広がります。
ステンドグラスのデザインには、仏教の教えやシンボルが描かれており、その意味を考えながら鑑賞することで、より深い感動を得ることができます。
ステンドグラスは平和大塔の5F金剛殿にあります。
この建物は、仏教の守護神である金剛力士像が安置されていることで知られています。
その荘厳な佇まいと、力強い彫刻が訪れる人々に深い印象を与えます。
金剛殿のもう一つの魅力は、その美しいステンドグラス天井です。
こちらのステンドグラスはより荘厳な雰囲気を醸し出しています。
金剛力士像の力強さと、ステンドグラスの繊細な美しさが絶妙に調和し、訪れる人々に神聖な空間を提供しています。
この部屋こそ極彩色の間と呼ばれるようになった部屋です。極彩色の間とは平和大塔の金剛殿の事だったんです。
極彩色の間の文化財としての価値
極彩色の間こと、平和大塔の金剛殿は、その歴史的背景と芸術的価値から、文化財としても非常に重要な位置を占めています。
日本の伝統的な建築技術や装飾技法が凝縮されたこの部屋は、当時の工芸技術の高さを示す貴重な遺産です。
さらに、極彩色の間は、多くの学術研究や文化活動の対象ともなっており、その保存と継承が重要視されています。
極彩色の間の文化財としての重要性
成田山新勝寺の極彩色の間は、訪れる人々に日本の伝統美を伝えるとともに、仏教文化の深さを感じさせる場所です。
その豪華な装飾や歴史的背景は、単なる観光スポットを超えた文化財としての価値を持っています。
訪れる際には、この部屋が持つ歴史と文化の重みを感じながら、その美しさを堪能していただきたいです。
成田山新勝寺の極彩色の間と三重塔の見どころと訪問ガイド
極彩色の間の見どころ
内部の装飾とアート
極彩色の間に足を踏み入れた瞬間、その豪華絢爛な装飾に圧倒されることでしょう。
平和大塔と金剛殿のステンドグラス天井は、どちらも写真映えするスポットです。
訪れる際には、カメラやスマートフォンを準備し、その美しい光景を写真に収めましょう。
特に、陽の光が差し込む時間帯に訪れると、ステンドグラスの美しさが一層際立ちます。
成田山新勝寺は、訪れる人々に心の平安と浄化をもたらす場所です。
平和大塔の金剛殿のステンドグラス天井は、その美しさを通じて心を癒す力があります。
静かな空間で、光と色彩の美しさに包まれながら、自分自身と向き合う時間を持つことができるでしょう。
三重塔を訪れる際には、その美しい全景を見渡せるベストスポットを探してみてください。
特に朝や夕方の光が差し込む時間帯には、極彩色が一層輝きを増し、幻想的な風景を楽しむことができます。
塔の周囲を歩きながら、近くで彫刻や彩色をじっくりと観察してみましょう。
その細部に宿る職人の技術と美的感覚を堪能してください。
成田山新勝寺の極彩色の間の訪れるべきポイント
極彩色の間を訪れる際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
じっくり観察
極彩色の模様を立ち止まってじっくりと観察する価値があります。
絵画の細部に注目し、その美しさと技術の高さを堪能してください。
彫刻を鑑賞
壁面に描かれた仏教画や彫刻は、仏教の教えや物語を伝えるものです。
その背景にあるストーリーを考えながら鑑賞すると、より深い理解が得られます。
柱や梁の彫刻を近くで観察
柱や梁の彫刻は、極彩色の間の職人技術を感じることができるポイントです。
細部にわたる彫刻の精巧さをじっくりと見てください。
成田山新勝寺の極彩色の間訪問ガイド
アクセス方法
成田山 新勝寺へのアクセス方法は以下の通りです。
電車でのアクセス
JR成田駅または京成成田駅から徒歩約10分で成田山 新勝寺に到着します。
駅からは案内標識も多く、迷うことなくたどり着けるでしょう。
車でのアクセス
東関東自動車道 成田ICから約10分の距離に位置しています。
駐車場も完備されているので、車でのアクセスも便利です。
開館時間と入場料
開館時間
成田山 新勝寺は年中無休で開放されております。
三重塔はご覧いただくことはいつでも可能です。
しかし、金剛殿の極彩色の間は通常の日は御信徒以外は二階までしか上がることができません。
一般参詣者が五階まで上がれる日は、1月中や特別参拝日などのみです。
詳細な開館時間は公式サイトを確認してください。
入場料
入場料は無料です。
ただし、特別な展示や行事が行われている際には別途料金がかかることがありますので、事前に確認することをお勧めします。
成田山新勝寺周辺のおすすめスポット
極彩色の間を訪れた際には、周辺の以下のスポットも一緒に訪れると良いでしょう。
- 醫王殿(いおうでん) 健康長寿と 病気平癒
- 光明堂 恋愛成就
- 釈迦堂 開運厄除
- 大本堂 全てのご利益
- 交通安全 祈祷殿 交通安全
- 出世稲荷出世 商売繁昌
- 薬師堂 健康長寿 病気平愈
- 大師堂 先祖供養 水子供養
成田山 新勝寺での体験談
訪問者のレビューと感想
実際に成田山 新勝寺の極彩色の間を訪れた人々の声を紹介します。
訪問者の生の感想は、これから訪れる人々にとって貴重な情報となるでしょう。
訪問者Aさん(40代・女性)
「極彩色の間は、本当に素晴らしい場所でした。天井に描かれた龍の絵画は圧巻で、見ているだけで心が浄化されるような気持ちになりました。壁面の装飾も非常に美しく、一つ一つの彫刻に込められた意味を考えながら鑑賞するのが楽しかったです。」
訪問者Bさん(30代・男性)
「成田山 新勝寺自体が初めての訪問だったのですが、極彩色の間は特に印象に残りました。柱や梁の彫刻は細部まで丁寧に作り込まれていて、職人技術の高さに驚かされました。また、ガイドの方が説明してくれた仏教の教えや歴史も非常に興味深かったです。」
訪問者Cさん(50代・カップル)
「夫婦で訪れましたが、極彩色の間は期待以上の美しさでした。金箔を使った装飾が特に素晴らしく、部屋全体が光り輝いているようでした。写真では伝わらないこの場所の迫力を、ぜひ実際に訪れて感じてほしいです。」
まとめ
極彩色の間の魅力の総括
成田山 新勝寺に極彩色の間という名前の部屋はありません。
極彩色は三重塔の軒下の模様です。極彩色の間の由来になった部屋は、平和大塔の金剛殿です。
どちらもその豪華絢爛な装飾と深い歴史的背景が多くの訪問者を魅了しています。
豪華な装飾
極彩色の間は、その名前の通り、鮮やかな色彩で彩られた美しい空間です。
天井画や壁面の絵画、柱や梁の彫刻など、すべてが職人の手によって丁寧に作り込まれています。
歴史的な背景
江戸時代中期に建立された極彩色の間は、成田山 新勝寺の長い歴史の中で多くの人々の信仰を集めてきました。
その背景を知ることで、より一層この場所の価値を感じることができます。
文化財としての価値
極彩色の間は、日本の伝統工芸技術の集大成とも言える場所です。
その文化財としての価値は非常に高く、多くの学術研究や文化活動の対象となっています。
記事全体のまとめと訪問の推奨
成田山 新勝寺の極彩色の間は、その豪華な装飾と深い歴史的背景から、多くの訪問者を魅了しています。
訪問者の体験談からも、その美しさと迫力が伝わってきます。
成田山 新勝寺を訪れる際には、ぜひこの極彩色の間をじっくりと見学し、その魅力を堪能してください。
成田山 新勝寺は、極彩色の間こと平和大塔の金剛殿だけでなく、醫王殿(いおうでん)、光明堂、釈迦堂、大本堂、交通安全祈祷殿、出世稲荷出世、薬師堂、大師堂、成田山公園など、見どころが豊富です。
訪問の際には、これらのスポットも合わせて巡ることで、より充実した時間を過ごすことができるでしょう。
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