金沢観光のススメ!兼六園・金澤神社・武家屋敷跡・成巽閣とは?

金沢観光のススメ!兼六園・金澤神社・武家屋敷跡・成巽閣とは?

金沢観光スポットの代表でもある兼六園

兼六園の楽しみ方をご存知ですか。

また、金沢の見るべき庭園は兼六園だけではないんです。

そんな、兼六園・金澤神社・武家屋敷跡・成巽閣についてまとめましたのでご覧ください。

 

 

兼六園

兼六園は日本三名園の1つで金沢を代表する観光スポット。

日本三名園は兼六園(金沢)・後楽園(岡山)・偕楽園(水戸)の3つの事を言います。

その中でも兼六園は国の特別名勝にも指定されて、2009年には「ミシュラン観光ガイド」で最高評価の星3つにも選ばれたスゴイ庭園なんですよ。

兼六園は東京ドーム2.4個分の敷地を持つ庭園で冬の雪吊りを始め四季折々の景観を楽しめます。

1676年5代目加賀藩主・前田綱紀が作った庭園が始まりで、歴代藩主によって庭園は整備されてきました。

兼六園の名前の由来は1822年に中国の詩に書かれた六つの景観(宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望)を兼ね備えることから名前が付きました。

宏大 広々で明るく開放的
幽邃(ゆうすい) 静けさや奥深いこと
人力 人の力によって作られる
蒼古(そうこ) コケなどで錆びた趣のあること
水泉 小川や池などの水が豊かな様子を示す
眺望 高台からの見晴らしのよさ

 

兼六園の素晴らしいところとして木の1本1本に手入れが行き届いており、入り組んだ松の木でさえも丁寧に剪定されています。

兼六園の中に根上松(ねあがりのまつ)という松の木があります。

樹齢は200年以上と言われ、高さは10mくらいあります。

大きくて立派な松の木ですが、日本三名園と言われるだけあって、ちょっと離れたところから見えるフォルムが何とも言えないくらい素敵です。

 

そんな兼六園の松の木は冬になると雪吊りが施されます。

雪吊りは雪の重みで松の枝が折れないように吊るすことを言います。

その光景が冬の兼六園の代名詞ともいえますね。

 

また、ライトアップされた兼六園に入場できる時があります。

夜の闇に包まれながらも、ライトで照らされた庭園は美しいの一言。

期間が限られていますので、入場できたら一生の思い出になること間違いなしですね。

 

入園料
6歳以上 100円
18歳以上 310円
65歳以上 無料

住所 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1

TEL 076-234-3800

 

 

金澤神社

兼六園とセットで観光したいのが金澤神社。

学問の神様の菅原道真を御祭神として、商売繁盛の神様の白阿紫稲荷大明神、白蛇さんこと災難除けの神様である白蛇竜神の御神体が祀られています。

今では誰でも参拝することができますが、昔は時期限定でしか参拝することができなかった強力なパワースポットです。

ご利益もありますが、境内の美しさも見どころの1つ。

鳥居が並んでくぐっていく様はおとぎ話の中に入りこんだかのように感じます。

また、兼六園並みの池や苔むした岩や木々の数々に目を奪われるでしょう。

 

金澤神社に来たなら是非やってほしいのが水おみくじ。

水に浸すと文字が浮き出てくる不思議なおみくじです。

他の神社にはあまり水おみくじは無いのでやってみてはいかがでしょう。

 

そんな金澤神社は兼六園とセットで訪れたい神社です。

住所 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1−3

TEL 076-261-0502

 

武家屋敷跡

武家屋敷は武家が所有した邸宅。

つまり、昔武士が住んでいた家です。

金沢にはそんな昔武士が住んでいた武家屋敷が多く残っています。

武家屋敷に行っても何が楽しいかわからない。

そんなことを思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

武家屋敷は一言でいうと、自分が江戸時代にいるような感覚になれてしまうんです。

武家屋敷の中に入ると当時の暮らしが分かるので、時代劇の一場面で出てきそうな部屋や建物の中に入ることができます。

どうでしょう。

そのまま周りを見渡してみると、江戸時代に自分がいるかのような感覚になりませんか。

自分は武家屋敷の魅力ってそういう江戸時代に溶け込むような感覚が味わえるところが魅力だと感じます。

また、武家屋敷の周りには石畳や塀など当時を再現されているエリアが多く存在するので歩きで回って、新しい発見に出会えるなんてこともあるんですよ。

そんな場所で写真を撮ったら写真映えすること間違いなしですね。

そんな金沢の武家屋敷跡の見どころ3つ紹介しますね。

 

武家屋敷跡 野村家

金沢長町で唯一一般公開されている武家屋敷跡。

1583年前田利家が金沢城に入城した際の直臣(じきしん)だった野村伝兵衛信貞(のむらでんべえのぶさだ)の屋敷跡です。

直臣とは前田利家の直属の家臣という意味で、めちゃめちゃ偉かった人です。

武家屋敷跡野村家は2009年のミシュラングリーガイドジャポンで二つ星と評価されています。

また、アメリカの庭園雑誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」では日本庭園ランキング3位にも選ばれています。

書院造りの部屋の数々は素敵で、本当に江戸時代に入りこんだかのような感覚になれます。

また、「濡れ縁」と呼ばれる縁側のそばに作られた池では錦鯉が泳ぎ、水の流れる音に耳を傾けて風情を感じてみてはいかがでしょう。

2階の茶室ではお茶がいただけ、資料室では刀などが展示してあります。

コチラも忘れずに見ていってくださいね。

住所 〒920-0865 石川県金沢市長町1丁目3−32

TEL 076-221-3553

 

旧加賀藩士 高田家跡

池泉回遊式庭園(ちせんかゆうしきていえん)ってご存知ですか。

池を中心に山や小島や橋などを配置して景観を楽しむ庭のことを言います。

見る角度・季節によって景色が変わり、訪れた人にも楽しんでもらう。

そんな昔から続くおもてなしの心が感じられるのが旧加賀藩士高田家跡です。

加賀藩に仕えた中級武士高田家の武家屋敷跡ですが、現在は長屋門まで復元されてその美しい庭園を見ることができます。

奉公人の部屋や厩(うまや)なども見ることができます。

当時の階級によっての差も感じられます。

住所 〒920-0865 石川県金沢市長町2丁目6−1

 

長町武家屋敷跡

武家屋敷跡野村家や旧加賀藩士高田家跡含む地域を長町武家屋敷跡と呼びます。

土塀と石畳の路地が続いており、当時の雰囲気が味わえます。

冬になると土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」と呼ばれる、藁(わら)を塀につけるものが行われます。

金沢の冬の代名詞でもあり、「こも掛け」を見るために多くの観光客が訪れるとか。

江戸時代に迷い込んだ感覚になれる長町武家屋敷跡は必見観光スポットですよ。

 

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成巽閣(せいそんかく)

武家屋敷とは毛色が変わりますが、成巽閣も是非見ていただきたい観光スポット。

成巽閣は前田家の奥方のために建てられた建物です。

なので、武家屋敷のある長町とは違い、兼六園の中に立てられています。

江戸時代末期の大名屋敷の代表建築として高い評価をされており、国の重要指定文化財にも指定されています。

武家書院造と数寄屋風書院造を取り入れた構造が複雑に作られている建物です。

つまり、大名屋敷としての風格と奥方の為に作られたという女性らしい優雅さを備えた造りになっているということです。

付随する庭園の飛鶴庭は国の指定名勝となっており四季折々の美しさを感じることができます。

例えば、武家屋敷を見た後に、成巽閣を見ればよりすごい建物ということがわかるはず。

細かい作りや敷地・庭園の作りが武家屋敷とは全然違います。

金沢だからこそできる武家屋敷比べなんて言うのも楽しみ方の1つですね。

住所 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1−2

TEL 076-221-0580

 

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まとめ

  • 兼六園は庭園の木々1つ1つがキレイ。
  • 金澤神社の境内も風情感じる空間。
  • 武家屋敷の庭園は兼六園とは違う趣が。
  • 成巽閣の優雅さは抜群。

 

いかがでしたか。

今回は兼六園、金澤神社、武家屋敷跡、成巽閣についてご紹介しました。

四季によって違う庭園と家の美しさを感じてみてはいかがでしょう。

 

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